診療科によって変わる外来看護師の仕事内容

 一口に外来勤務と言っても、多岐にわたる医療分野が存在します。診療科ごとに異なる特徴や業務が存在し、どの診療科で働くかによって看護師の仕事内容や求められるスキルも変化します。そこでここでは、さまざまな診療科の外来看護師の仕事に焦点を当ててみましょう。

 内科では、患者の総合的な健康状態の管理が求められます。看護師は患者の病状をモニタリングする他、診察の補助や検査のサポートなどを担当します。慢性疾患の管理や生活習慣のアドバイスも行い、患者と長期にわたって信頼関係を築くことが可能です。一方、外科では手術前後のケアや傷口の処理、リハビリのサポートが主な仕事となります。手術の説明や手術後の経過観察が求められ、看護師は患者やその家族と密に関わります。感染予防や傷口の管理が特に重要です。

 小児科では、子どもたちの成長や発達に関する看護を行います。予防接種や成長過程のモニタリング、親子教育が看護師の役割です。子どもたちと触れあい、成長に寄り添った看護が求められます。産婦人科では、妊婦のケアや婦人科疾患の診療が行われます。妊婦健診や超音波検査のサポート、産後ケアなどが看護師の担当範囲です。女性患者に寄り添い、安心して診療を受けられるようサポートします。

 外来看護師は、診療科ごとに異なるスキルと専門知識が求められるため、自身の興味や得意分野に応じて働く診療科を選ぶことが重要です。その結果として看護師は自らのスキルを伸ばし、患者に最適なケアを提供できます。